剣山に登ってきました。

サッカー観戦のため徳島に行ったついでに、百名山のひとつ「剣山」へ行って来ました。
 
ですが山に向かう前に、せっかく徳島まで来たので徳島ラーメンを食べようということで、徳島市内にある「いのたに」に徳島ラーメンを食べにいきました。濃厚スープにメンが絡んでめっさおいしかったです
お腹も満たされていざ剣山へ!
 
途中、つるぎ町にある「剣山ゆうま温泉」で汗を流し、登山口のある見ノ越へ向かいます。すっかり暗くなってからの運転だったのであのクネクネの山道はとても疲れましたが、麓の貞光から約1時間半で見ノ越に到着。時刻は夜8時でした
登山リフト乗り場の駐車場には複数の車がすでに止まっていました。翌日になると混雑するだろうと思い今回は少し下にある第二駐車場に止めました。
で、その日は車中泊。かなり冷えましたが、万全の防寒対策のおかげで朝までぐっすり休めました
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翌午前5時に起床。身支度を整えて6時20分にいよいよ登山開始です!
登山口は神社の石段からスタートです
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神社で安全の祈願をして登山道を登り始めます。道中は急登などなくなんだかのんびり森林浴気分で登っていけます。少々物足りない気がするほどです・・・
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登山リフトの下を過ぎた辺りから、昨日走ってきた国道438号が見えてきて、改めてすごい山奥まで来たんだな~と実感します。
標高もしだいに上がっていきます
 
出発から約40分。早くも登山リフトの終点『西島駅』に到着しました。まだ運行時間ではないので駅前はガラーンとしていました。絶景独り占めです
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ここからは周りの山々がキレイに望め、朝焼けに輝いている姿は見事なものでした。まずは感動です。左手奥には次郎岌も見えていました
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ここからは3つほどルートが分かれていますが、今回は剣山山頂への最短ルートを行きます。西島駅を一旦回り込むようにして反対側へ行きそこから階段を登っていきます。
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こちらのコースは尾根道となっているようで、景色も最高でした。ちょうど太陽が昇ってくる側の景色が常に見えてきれいでした。遠く太平洋もみえましたよ。
 
西島駅から約10分でちょっとした広場に到着しました。『刀掛の松』と呼ばれる木がありなにやら説明書きもありました・・・(ちょっと割愛・・・
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しばしの休憩の後先へ進みます。
やがて目の前に鳥居が見えてきます。その奥には山頂ヒュッテの建物も。スタートからわずか1時間ちょっとで剣山山頂付近までやってきたようです
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今回は朝早かったので売店もまだ閉まっていましたが、宿泊施設もあるのでここで泊まってご来光も拝むというのもいいでしょうね
展望台もあり東~南の絶景も望めます。
 
売店横の階段を上がっていくと目の前に一面笹原の広い高原に出てきました。その上に木道が整備されていて遊歩道になっておりとにかくだだっ広い高原が広がります。
ここが剣山の山頂高原部『平家の馬場』です。
山頂は木道の先にあります。
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木道をのんびり歩くこと5分。そして登山口より1時間20分。
あっと言う間に標高1955m剣山山頂に到着しました。
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思ったより早く来れたのと、あまりにもあっさりとした山頂だったのでちょっと拍子抜けしましたが、百名山の3つ目制覇(伊吹山御嶽山、剣山)です!
立派な三角点もありましたよ。
 
登頂の感動もそこそこに、次の目的地『次郎岌』へ向かいます。
登ってきた側の反対の斜面を一旦下りていきます。
道中ずっと次郎笈の姿が見えていて何度もカメラのシャッターを押してしまいました。大きな木がなく笹に覆われているので山の形がはっきり現れてなんとも美しいですね
ちなみにこの笹は『シコクザサ』というらしいです。
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鞍部であるジロウギュウ峠まで一旦下りて再び頂に向けて登っていきます。すこし登りはキツイ箇所がありますが、こちらも特に難所もなく無事登頂成功です。『次郎笈1929m』です
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こちらからの景色もまた最高で、先程までいた剣山が目の前にどっしりと座っています
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360°パノラマの絶景で、反対側を望むと三嶺から石鎚山まですっきりと望めます。山の麓のほうには剣山スーパー林道も見えていました。
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美しい景色を見つつ、山頂で朝食にしました。メニューはチゲ雑炊。スプーンを忘れていって食べるのに少々苦戦しましましたが、最高の朝食となりました
 
さて、いよいよ下山です。
スタート地点の見ノ越に戻るのですが、寄り道して帰りたいと思います。
まずは次郎笈から一旦『三嶺』方面へ下りることに。こちらには徳島名水50選の『次郎笈水』というのがあります。
山肌から湧き出す水は冷たくておいしかったです。縦走する際の大切な水場ですね。
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水場をそのまま進むと登りに通った『ジロウギュウ峠』に合流します。
ここから剣山方面へ戻りますが、またもや途中からそれて『大剣神社』方面へ向かいます。途中、振り返りもう一度名残惜しく次郎笈をパチリッ!
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こちらのコースは斜面を捲いていくコースのようで、さほど眺望はありません。木々の中をのんびりと鳥の鳴き声など聞きながら歩いていきます。
すると正面に大きな岩と建物が見えてきます。これが『大剣神社』。この大きな岩がご神体になっているようです。見ようによっては剣のように見えるこの岩から『剣山』となったといわれています。(諸説あるみたいですが)
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程なく歩くと西島駅と大剣神社への分岐があり、神社へは少々急な上りを進んでいきます。
分岐から5分ほどで『大剣神社』に到着しました。
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なんでも、一切の悪縁を断ち切り良縁を結ぶというありがたい神様だということで私も全力でおまいりさせていただきました
 
無事おまいりも終わり後はまっすぐ下山のみ。
西島駅にはたくさんの観光客と登山客でごった返していました。皆さん今から登っていかれるようです
 
西島駅から少し下ったところから分岐があり周遊コースのようなルートがあったので下山はそちらのコースを行きました。
 
こちらは登りに歩いたルートに比べ距離は長いものの斜度はさらに緩く、のんびり歩くことが出来ました。
紅葉している木もあり心地よい山道です。
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やがて登山リフトの下のところで元の登山道と合流しました。
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全工程約5時間で見ノ越まで戻ってきました。さほど長い行程ではありませんでしたが、絶景を楽しめるすばらしい山でした
山歩きということでは少々物足りない気もしますが、それ以上に景色に癒された山旅でした
 
お疲れ様でした。
 
全行程
見ノ越『6:20』
西島駅『7:06』
剣山山頂『7:42』
次郎笈山頂『8:40』
・・・休憩35分・・・
次郎笈『9:13』
次郎笈水『9:25』
大剣神社『10:00』
西島駅『10:25』
見ノ越『11:05』