仙丈ヶ岳登山 「北沢峠~山頂編」
天候も良くて雲もない最高のコンディションでの登山となりました。日帰りでの登山でしたが充実した一日でしたよ。
AM0:00に大津の自宅を出発して長野県側の駐車場のある仙流荘には4時過ぎに到着。しばらくゆっくりして5時頃にバス停へ。
トイレを済ませて出てくるとちょうどバスの乗車券の販売となったので少し並んだたけで往復乗車券(乗車券+手回り品代)を購入できましたラッキーです。
バスの始発時間はAM6:05発の予定でしたがこの日はお客さんも多かったようで発車時間が前倒しになりAM5過ぎには第一便が出発していきました。その後もどんどんピストン輸送するようで乗り残しにはまずならないだろうという感じでした。
私もAM5:30出発の第4便に乗ることが出来ていざ北沢峠へ向けて出発です!(オ~)
バスは通常なら55分かけて北沢峠まで行くのですが今回は45分で到着です。
今日はなかなか出だしから順調です!!
北沢峠でトイレや諸々の準備を整えていざ出発!時刻は6:20
最初は心地よい森林帯の中をゆっくり登っていきます。朝の空気がとても気持ち良かったですが気温は10℃。少し肌寒い感じでした。
スタートから30分で二合目の分岐に到着です。気温が低いせいかあまり汗をかかずに来れました。いいペースです。
登山道はそんなに急登と言うわけではないのですがそこそこの勾配があり登りごたえのある道です。
四合目を過ぎたあたりからちらほらと色づき始めている木々が目立つようになってきました。山上はどんな感じになっているのか楽しみです。
五合目の「大滝の頭」分岐に到着。ここまで1時間30分弱。時刻はまだ7:50です。
気温は8℃ほど。歩いているときはちょうど良い体感温度でしたが少し休憩するとやはり体が冷えてきます。
少し休憩して小仙丈ヶ岳方向へ登っていきます。
途中の木々はすっかり秋模様。紅葉が美しいです。
大滝の頭分岐から約40分、辺りの木々の高さが低くなり、森林限界を超えたあたりでハイマツに囲まれた開けた場所に出てきました。
一気に視界が広がり山上の様子が見えてきます。
そして振り返ると、この絶景!
ほんと素晴らしいです。
アップにするとこんな感じ。雪をかぶっているようですが、白いのは岩です。男前ですね~
甲斐駒ヶ岳の左側には200名山の「鋸岳(2685m)」のギザギザした山体が続いています。荒々しい姿です。
登山道はまだまだ上へ続きます。小仙丈ヶ岳へ続く道は一体にハイマツが生えていて山の形がきれいに見えます。
開けた場所から少し上がると甲斐駒~鋸がどっしりと美しく見えます。
この辺りまで来ると紅葉もやや終盤といった感じでした。でもまだまだ楽しませてくれています。ナナカマドが多いようでした。
途中左側に富士山が現れました。テンションあがりますね~
気分が高まっていてついうっかり迂回ルートに入ってしまい小仙丈ヶ岳へ行けずじまいでした・・・あぁ~無念。
でも、再びルートが合流し、尾根道を歩くあたりからついに仙丈ヶ岳の山頂がお目見えしました。
山頂南側の「小仙丈沢カール」は紅葉と白い岩とハイマツの緑がマッチしてとても美しい景色です。絶景!
日本の山ベスト3が並んでみることが出来ます。
仙丈ヶ岳のカール尾根へ向かう道中から馬ノ背を見た感じ。分かりにくいですが紅葉がきれいでした。馬ノ背ヒュッテも見えていました。
奥に見えるのは伊那の街並み。その奥は北アルプスです。
どんどん近づくにつれて山頂が大きくなってきました。
さすがに3000m近くなるのでと空気が薄くしんどいです。ただ振り返るとまたまたこの絶景。
カール尾根に出るといよいよ山頂が迫ってきます。傾斜もなく後は頂にむけて歩くのみです。山頂からの藪沢カールのダイナミックな景色が疲れを癒してくれます。
山頂までもう一息。一番右の高見が山頂です。
北沢峠から約3時間45分(AM10:10)みごと仙丈ヶ岳山頂(3033m)に到着です~!!
ゆっくり登ってきた割には4時間を切るタイムで登頂できました。お疲れさまです!
では山頂からの景色です。
まずは南方向には大仙丈ヶ岳(2975m)。絶景!
南東方向には富士山(3776m)と北岳(3193m)。
北西方向は伊那の町とその奥に北アルプス
最高の天気に恵まれ遠くの山々まで一望できて大変満足な仙丈ヶ岳登山でした。
標高が高いので息が切れる時もありましたが、それを補うほどの大絶景の中を歩けて最高の山旅でした。
後は下山するのみ。
帰りは藪沢沿いの登山道を歩くのでまた違った景色を楽しめるでしょう。
その様子は次のブログにて・・・