雪の武奈ヶ岳最高~

先月に引き続いて今日も「武奈ヶ岳」に挑戦してきました
過去2回はいづれ悪天候のため御殿山で引き返してきましたが、果たして今回は無事武奈ヶ岳山頂に立つことは出来たのでしょうか
 
ではスタート
 
まずはいつも通り坊村の駐車場からスタートです。時間は840分。この時点でもうすでに登山客の車がたくさん止まっていました。夏も冬も武奈ヶ岳はいつも人気の山ですね~
 
安曇川にかかる橋は昨日の雪で真っ白になっていました。
山の上は一体どれほど積もっているのか・・・(心配・・・)
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登山口手前の赤い橋です。今日はここからアイゼン装着。だいたい登山口で30cmくらいの積雪量がありました
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相変わらずの急勾配をズンズン上っていきます。いつもなら積雪の少なめな杉林の中でも4050cmは積もってました
トレースがついているところはアイゼンがあれば比較的歩き易いですが、トレースをはずすと軽く膝まで埋まってしまう感じ
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尾根に出る前の平坦な場所に到着。いつもの休憩スポットです。上りはじめから曇り空でしたが、雲の切れ間から日が差し込んできました。これだけたくさん積もるといつもと景色がガラッと変わってしまい、まったく別の場所のようでした。今日はここまで約50
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短い休憩の後再び急勾配を登り、ようやく尾根に出てきました。気温はマイナスなのに汗だく・・・
おまけに尾根に出てきた途端、風がとても強くなりかなり体力を奪われます・・・
 
夏道冬道の分岐手前にあるピーク「P846」。ここはとても風が強くてめっちゃ寒かった~。上り始めて1時間20分。まずまずの時間かな
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冬道に入ると風は少し弱まり、木々に雪が積もりとてもきれいな風景が広がっていました。こういう景色は雪山ならではの魅力~
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再び夏道冬道の合流点に到着しました。先月来た時よりも谷側の吹き溜まりが成長していて、積雪は推定で2m以上にはなっていたと思います。ただただスゴイ・・・です
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登り始めて2時間10分。今日も無事に御殿山山頂まで登ってくることが出来ました
天候もだいぶ回復してきて武奈ヶ岳方面が少し見えてきました。いよいよ武奈ヶ岳アタックっと言うことで、気持ちも高ぶります
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御殿山山頂には5人ほどの登山者たちがいて、アイゼンのまま武奈ヶ岳へ向かう人やスノーシューやワカンを付けて出発される方などいろいろおられました
私は買ったばかりのスノーシューを付けて進んで行きます。先月購入してまだ一度も使ったことがなかったので、ど~しても早く試してみたかったんです
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モンベルで買ったスノーシューですが、とにかく装着が早い足の甲にあるベルトとかかとのベルトをキュ~っと引っ張るだけで、はい装着完了!
雪の上でのこの手軽さはすばらしいですね。もちろん外すときもロックを解除するだけで一瞬にして取り外すことが出来ます。
これは強い見方です
 
スノーシューを装着していざ出発。まずはワサビ峠まで一旦下ります
青空も出てきて雪の白さが際立ってとてもキレイです。ただ、雪庇が大きくなっているのでちょっと注意が必要ですね。
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ワサビ峠。標識が埋まってしまってます・・・
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ワサビ峠を越え、次のピークに登っていく急斜面はかなりキツくて、何度も息を整えながら登っていきます。みなさん苦しそうです・・・
ピークの上からは先程までいた御殿山が美しく見えました
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ですが西南稜は再びガスの中に・・・
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ここからは斜度もあまりなくスノーシューの威力発揮です
トレースを少し外れて新雪を歩いてみたりしてひとりテンション上がってしまいました。やはりこういう雪原はスノーシューとても楽しい。アイゼンではこうはいかないですね
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西南稜もいよいよ最後。夏場なら最後の少し岩場の箇所です。でも冬はこんな感じで岩も雪の下。ここを越えるといよいよ山頂です。
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そして登り始めて3時間5分。ついに念願の武奈ヶ岳冬季登頂を果たしました
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奇跡的に、山頂に着いた途端天候が再び回復してきて、周りの山々や遠く琵琶湖まで見えることが出きました。登ってきた甲斐あったな~
八雲ヶ原の方向には旧比良山スキー場のゲレンデ跡が見えます。奥には琵琶湖も見えました
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びわ湖バレイのある打見山(左)・蓬莱山(右)もキレイでした
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すばらしい景色をしばらく楽しんでいたかったのですが、あまりにも寒いので10分ほどで下山開始
ちょうど12時を廻った時刻でしたが、まだまだたくさん登って来られてます。
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西南稜の下りは歩いてくだるより滑って下りると気持ちいいでしょうね
振り返るとコヤマノ岳が樹氷をまとってこんもりしていました。とてもきれいです
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グループ登山の一行が続々と西南稜を登って来られています。奥の山は蓬莱山。
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ワサビ峠まで戻ってきたところでお待ちかねのお昼ご飯タイム。今日はインスタントラーメンと、その残り汁で作る雑炊です。最高に旨かった~
 
ちなみに今回、新調したストーブを使いました。SOTOのウィンドマスターです。火力がすごく強くてお湯もすぐ沸きました。防風性にも優れていてまったく風にも動じません。これはかなりオススメです!!
 
さてお腹も満たされたところで出発です
御殿山まで戻ってきたところでもう一度武奈ヶ岳を写真に収めました。やっぱり雪山は美しいですね~。さっきより天気が回復してるみたい
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武奈ヶ岳山頂を出発して2時間25分。途中お昼休憩で30分ほど休んでいましたが、実質2時間弱で無事坊村登山口まで帰ってきました。
 
今回は3度目の正直で無事武奈ヶ岳山頂まで行くことが出来ました。相変わらずしんどい登りで、「もう登るもんか!」っと思ってしまいましたが、山頂からの絶景を見ることが出来て“また来てみたい”と考えを改めてしまいました・・・
この時期だけの絶景を満喫でき、改めて山登りの魅力に取り付かれてしまいました。
 
お疲れ様でした。
 
 
行程 <往路>
・坊村登山口 850
    ↓(50min)
・尾根手前の休憩ポイント 9:40
    ↓(30min
・尾根P846ピーク 10:10
    ↓(50min
・御殿山山頂 11:00
    ↓(25min
・次のピーク 11:25
    ↓(30min
武奈ヶ岳山頂 11:55
 
行程 <復路>
武奈ヶ岳山頂 12:00
    ↓(30min
・ワサビ峠「30min休憩」 12:30-13:00
    ↓(7min
・御殿山山頂 13:07
    ↓(46min
・尾根P846ピーク 13:53
    ↓(32min
・坊村登山口 14:25
 
往路 3h05min     復路 2h25min