禅定寺城
以前から一度訪れてみたいと思っていた「禅定寺城跡」に行ってきました。
城跡と言っても今は何も遺構が残っていない城跡です。
京都府宇治田原にあるこの城は詳しいことがまったくわかりません。ほんとに城があったのか??と思うような場所にあるのですが百聞は一見に如かずということで行ってきました。
場所は南京都変電所に行く道の途中にあります。麓から見るとやや小高い丘が城跡のようです。
脇道にそれて丘を目指して進みます。工場の横を過ぎていきます。
やがて二股に分かれます。禅定寺城へは右の茶畑方面へ行きます。
やがてどーんと現れてくるのが「禅定寺城」です。
・・・まぁ、「お城です!」と言われてもなんだかな~って感じはしますけど・・・とにかく城跡です。
木々が生い茂っている山頂部以外の写真手前側並びに左側は近代になって造成されてしまったようで、大きく削り取られていました。これは残念!!
正面の茶色のところまで草の急な坂を登っていきます。登城道とでも言いましょうかね。
登りきって振り返るとこんな感じ。眺望はとても良かったです。
もしかしたら街道を監視する目的でこの地に城が作られたのではないでしょうか。想像の域を出ませんが・・・
ただその禅定寺峠も今では周辺一帯大規模造成工事が施工されていて跡形もなくなってしまいました。ほんとに残念です。
禅定寺城も禅定寺峠もこの先消滅してしまう運命のようです。
さて、山頂部ですが南北に長いやや広い緩やかな傾斜地になっています。建物を作れなくはない広さですが、やはり砦のような小規模な城ではなかったかと思います。(現状から見てですが)
近代の造成により削られた斜面がどの程度の規模だったかはわかりませんが、もしかしたらもう少し山頂部は南および西側に広いスペースがあったのかもしれません。
いずれにしろ城郭としては小規模なものだったと思われます。
(山頂部の東側)
(山頂部を北側から見た感じ。林道があります。)
(山頂部のピーク)
(北側に20mほど行った場所。平らになっている場所ですが自然のものか人口的に削ったのかは分かりません。)
地形以外の遺構を探してみましたが特にこれといったものは発見できませんでした。
町の資料でもあまり禅定寺城のことは調べられなかったのでまた調査したいなと思いました。資料も出来るだけ探してみたいです。
以上禅定寺城探索でした