秋の武奈ヶ岳をぶらぶらと。
秋がだいぶ進んできた晴天の日に、久しぶりに武奈ヶ岳へ行って来ました。
比良山系の権現山~蓬莱山へは7月に行きましたが、武奈ヶ岳は4月以来の登山となります。今年の紅葉は少し早いということなので果たしてキレイに見えるかどうか楽しみに行って来ました。
いつものように堅田駅から江若バスで坊村まで行き、御殿山コースで登りました。
登山口にある明王院の赤い橋の付近はこれから色づき始めといった感じでした。
いきなりの急登を汗をかきつつ登り、だいたい1時間弱の標高700m付近の休憩スポットに到着しました。ここもまだちらほら紅葉といった感じでした。
気温はこの辺りで12℃くらい。登っているとやっぱりまだ暑かったです。これからの季節はレイアリングがとても重要になりますね。
急登が終わって尾根に出てきました。ややピークの標高846m地点。ようやく秋らしい景色に出会えました。やっぱり紅葉の季節は綺麗ですね。
夏道・冬道分岐を過ぎて斜面をトラバースしていくルート上の紅葉も見事でした。谷側の木々が紅葉の盛りです。
トラバースを越えて谷沿いの道に入り、再び尾根に出てきた辺り。すでに落葉してしまった木が目立ちはじめてきました。
出発して約1時間40分。ほぼいつものペースで御殿山山頂到着です。
ここから見る武奈ヶ岳は...
すっかり紅葉も終わって落葉してしまいました。
御殿山より先は裸になった木々の中を進みます。なんだか物悲しい雰囲気ではありますが、葉っぱが無くなった分視界が開けて、周りの景色が楽しめます。
ワサビ峠もすっかり紅葉のジュータンに変わっていました。
もう2ヶ月もするとこんな感じになるんでしょうね↓↓
標高1120m付近のピークを越えて西南稜へ。歩いている途中からでも今日の武奈ヶ岳山頂の賑わいが見えていました。天気もよく絶好の登山日和なのである程度登山客が多いのは予想していましたが、山頂に到着してこれほどまでに多いとは正直思いませんでした。
スタートから2時間20分。今日も無事武奈ヶ岳山頂に到着しました。
山頂には少なく見積もっても100人ほどの人々が思いもいに休憩しておられました。腰を下ろす場所を見つけるのになかなか苦労するくらいの大盛況!昨今の登山ブームはすごいですね。まぁ自分もその内の一人ですが...
何とか休憩できる場所を見つけてお昼ご飯にしました。これから冷える季節にはやっぱり温かい物がいいですよね。今日も定番のインスタントのラーメン。
約30分ほど休憩していましたが、その間にもひっきりなしにたくさんの方々が登ってこられていました。
長居すると体も冷えてくるのである程度で腰を上げます。今回の下山ルートはコヤマノ分岐→旧比良山スキー場→八雲ヶ原→金糞峠→イン谷口というルートで下りました。
コヤマノ岳はなだらかな山ですが、落葉するとその山容がよく分かります。なだらか過ぎて迷いやすいので注意が必要ですが。
旧スキー場のゲレンデトップまで来るとススキが風になびいて秋の風景が広がっていました。ススキはゲレンデから八雲ヶ原まで続いていて八雲ヶ原も一面枯れ草色になっていました。
八雲ヶ原から金糞峠に向かう道中は、何度か橋を渡りますがどれも新しいものに架け替えられていて、より安全に歩けるようになっていました。管理されている方に感謝ですね。
この辺まで標高を下げてくると再び紅葉の景色が見られました。オレンジっぽい色になっている木が多かったです。なんという木なんでしょうか?
金糞峠到着。ここからまっすぐ正面谷を下りていきます。ここはやはり風が寒いですね。休憩したかったのですが長居は無用。そそくさと下りていきます。
青ガレの少し上でも綺麗な紅葉が見られました。大山口付近まではちらほら色付いている木がありましたが、山麓の紅葉はこれからでしょうね。
坊村を出発して5時間25分、イン谷口に下りて来ました。バスを待つ方がすでに数名おられましたが、私はこのまま比良駅まで歩きで下りまーす。
この坊村~イン谷口のルートはなかなか歩き応えのあるコースでしたが、紅葉の季節にいい山歩きを楽しめました。
今回歩いてみて比良山はいい山だと改めて感じた一日でした。
お疲れ様でした。
総行程
・坊村登山口(9:40)
↓1h43min
・御殿山山頂(11:23)
↓37min
・武奈ヶ岳山頂(12:00)
休憩34min
・武奈ヶ岳山頂(12:34)
↓44min
・八雲ヶ原(13:18)
↓39min
・金糞峠(13:57)
↓1h8min
・イン谷口(15:05)
↓30min
・JR比良駅(15:35)