坊村→白滝山→夫婦滝→打見山トレッキング

連休最終日、再び比良山へ行ってきました。
今回は坊村からびわ湖バレイのある打見山へ向かいました。
初めてのコースなのでかなり苦労しましたが、今回も無事トレッキングしてきました。

まずはJR堅田駅から江若バスに乗り坊村へ。道中ダンプが横転して道をふさいでしまっているという事でバスが通行できないとのこと
で迂回ルートを通って、大体1時間ほど遅れて坊村到着でした。出だしからツイていません

坊村では沢山のハイカーが下りましたが全員武奈ヶ岳方面へ。打見山方面へ向かったのは自分のみでした。ちょっと心細くなりましたが、静かな雰囲気で登れると気持ちを入れ替えいざ出発です
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武奈ヶ岳へは赤い橋を渡りますが、今回は右折して川沿いを進みます。
しばらくは舗装の林道ですがやがて砂利道になりました。でもまだ林道なので歩きやすかったです。

ですが徐々に道が荒れてきました。おそらく先月の台風18号の影響だと思います。その後もあちらこちらで道が荒れていました。
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くねくねと歩いているうちに「三ノ滝」の広場に到着します。ここから滝に下りられる道がありますが、結構歩きそうなので今回は却下。少し休んですぐに出発しました。
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また少し行くと右手の岩場から水が流れています。「覺照水」とかかれていて、飲めるようなので一口頂きました
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さらにそこからまもなくして「伊藤新道」の分岐にやってきました。ホントに行けるの???って感じの道ですが、とりあえず標識の通り沢沿いを登って行きます。
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分岐からの登山道は、最初しっかりと踏み後が分かる道でしたがやがてとんでもなく荒れ放題に
おそらく普段から登山客が少なくトレースが付きにくいであろう上に、台風の影響で倒木あり・道崩れありと、引き返そうかと思うほどに荒れていました
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これといった標識テープも無く、ひたすら沢を着かず離れず荒れた斜面を進むとようやく「ワサビ大滝」に到着しました。自分はワサビ大滝まで川の左岸(上流から見て)を歩いてたんですが、本当はどこかで渡渉して右岸を歩くようです。どうりで「ここ歩くのムリ~」みたいな箇所がいくつもありました
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さてこのワサビ大滝から先ですが、滝に向かって左側斜面に標識があってこちらに進むようです。ですが何度も言うように台風の影響で道が荒れていて、ちょっと行くとまったくルートが見当たらなくなりました。
地図とコンパスとGPSをフルに使って必死になってこれから向かう方向を探しましたが、登山道らしきものがどこにもありませんでした。
あきらめて引き返そうと思った時に、斜面の上方にヒラヒラと赤い標識テープを発見!しかもわずかに前に歩いておられたであろう方のブーツの後も残っていて、それを頼りに再び進みました。

赤テープとブーツ跡を頼りに進みましたが、どうも心配になってGPS&地図を確認するとやはり正規の登山道からは徐々に離れて北側の尾根に向かっているようです。
かといって正規のルート方向に向かうには倒木やゴロゴロした岩がありいけそうにありません(こういう場合は潔く引き返すのが本当はベストだと思いますが・・・)
ただ、今歩いている斜面が斜度はあるものの比較的足元がしっかりしており、樹木が密集しておらず視界が比較的良好だったのでなんとか行けるだろうと、地図とコンパスとGPSを頼りにそのまま進んでいきました(結果オーライですが本当は良くないのかも・・・)

幸いにも標識テープもブーツ跡も、自分が進みたい方向に付いていたのでそれら情報を元に頭をフル回転しつつ登って行きました。
途中の木に白いビニルテープに何か書かれているのを見つけました。親切な人が残してくれた手書きの標識かなっと思ってよく見てみると・・・「この辺りはクマの生息地」・・・とのこと
さすがに背筋がゾ~っとしました
ただ、そんな標識があるということはここを通る人がいるということなので、自分だけが見事に道迷いした訳けではないということも分かりちょっと安心もしました(油断禁物!)
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徐々に空が開けてきて傾斜もなだらかになると、ようやく「白滝山」に到着ですワサビ大滝から約1時間でした。地図の目安行程時間も1時間と書いてあってので、時間的には特にロスは無かったみたいです。
山頂一帯はなだらかな台地のようになっており樹木を通り過ぎる風がとても心地良かったです。ただし眺望はまったく無いので山頂に着いたという感動がイマイチ薄いような感じもしました。
ともあれ「白滝山」制覇です
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さて次に向かうのは「オトワ池」。白滝山からは南西方向へ少し下ったところにあります。
オトワ池に向かう途中で、木々の間からびわ湖バレイのホーライリフトとチャンピオンリフトが見えました。
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白滝山山頂から約10分でオトワ池到着です。ここには標識もあるので訪れる人も比較的あるのかなと思います。比良山系にはこのような池があちらこちらにあるみたいです。
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オトワ池から夫婦滝までは谷(ニシヤ谷)を下っていきます。今度は東方向に進みます。
川を何度も左右に渡渉しながら約10分下ると夫婦滝の休憩小屋に到着です。
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ここでようやくお昼ご飯。休憩小屋があるのは本当にありがたいです
お昼はインスタントラーメンとおにぎり。食後にはコーヒーも淹れて、まったりしてしまいました

この小屋の下にある夫婦滝は、木々の間からチラッと見えるだけで、全体がよく分かりませんでした。案内看板に全体が写った写真があってので撮ってみました。
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お腹も満たされたので再び出発
この後のびわ湖バレイまでは1本道。のんびり渓流沿いを歩いていきます。斜度もきつくなく散歩?みたいな感じで歩けました。
ところどころ岩場や、今にも崩れそうな木橋があり要注意ですが、川のせせらぎに癒されながら上流へ歩きました。
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途中、一組のカップルを追い越しましたが「えっ!」って思うような格好だったのでとてもびっくりしました。男性はTシャツにジーンズ、そしてヒップバックを持っているだけ。女性はTシャツにロングスカート。靴はカジュアルぺったんこ靴。おまけに手ぶら
完全になめてますよね~。いくら爽快な登山道といえどもありえない軽装。まさか坊村から登ってきたのか?分かりませんが、もう少ししっかりした装備で来て欲しいもんです
ついでに言うと、女性の方は甘い香水の匂いプンプン。「おねえさん、蜂寄ってきますで」っと言いたくなりました。

そんな軽装カップルを追い越し、夫婦滝から約40分で見覚えのある広場に到着しました。ここはびわ湖バレイジャイアントリフトの乗り場です。
よく知っている場所に到着するとホントにホッとしますね~。ここまで来ると打見山山頂まではゲレンデを登って約30分。あと一息です。
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びわ湖バレイの一番北側にあるゲレンデ「ジャイアントコース」を延々と歩き、ようやくロープーウェイ山頂駅のある打見山到着で~す。
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バスの到着遅れでスタートが遅れた為、下山はロープウェイを使うので今日のトレッキングのゴールはここ「打見山」となりました。
お疲れ様でした

今回歩いてみてひとつ感想なんですが、白滝山へ登る伊藤新道。「新道」とあるのでしっかり整備されている道かな?と誤解してしまい。エラい迷子になってしまいました。おまけに台風18号の影響でかなり荒れており、しばらく登坂は困難ではないかと思われます。
もし伊藤新道を使って白滝山へ登ろうとお考えの方がおられましたら、是非コース変更をお考えになったほうが無難かと思われます。白滝山を狙うなら、夫婦滝から上がりオトワ池の方面から山頂をめざすことをオススメします。ご参考になさってください。

本日のコース案内。
坊村バス停(300m,10:27)
     ↓45min
伊藤新道分岐(430m,11:12)
     ↓23min
ワサビ大滝(620m,11:35)
     ↓1h3min
白滝山・山頂(1022m,12:38)
     ↓9min
オトワ池(965m,12:47)
     ↓15min
夫婦滝・休憩小屋(830m,13:02)
  (お昼休憩38min)
夫婦滝・休憩小屋(830m,13:40
     ↓33min
ジャイアントリフト乗り場(940m,14:13)
   (休憩13min
ジャイアントリフト乗り場(940m,14:26)
     ↓29min
打見山・ロープウェイ山頂駅(1108m,14:55)

【合計時間:4h28min